ニートにも向き不向きがある
私は二回ニートの経験がある。
ニートの間ってどうも
気が滅入る。
気が滅入る?
働かなくていい、
楽じゃないか。
仕事してるほうが気が滅入るよ。
そう思った方もたくさんいるだろう。
実際、週5がっつり働いている
今となってはなんて贅沢な暮らしだったんだろうと
少しその頃の自分を羨ましく思う。
幸い実家があったので
働いていなくても
ご飯はあるし、寝ることもできる。
特にすることもなく
だらだらと毎日を過ごすのだ。
そんな毎日で、
何を滅入ることがあるのか。
…
それは、すばり
"疎外感"*だ。
学校にも行かず、
会社にも行かない。
ニートになったら、
自分が属する組織というものがなくなる。
社会との関わりがない
というのは経験してみたら分かるが、
想像以上にこたえる。
周りは働いたり結婚したりと
着実に人生のステップを踏んでいるのに、
自分は社会となんの関わりも持たず
のうのうと生きている。
何者ですか?
と聞かれて何も答えられないのは
なんていうか社会に必要とされてない感じがする。
もっというと
生きている意味がない
そんな感じだ。
ほんとはそんなことないのに
話す人もいないので
そんなネガティブな考えが頭の中で
堂々巡り。
私はこんな感じだったので
働くのは得意ではないけれど
ニートも向いていないと思った。
もちろんニートが向いている、
というか苦にならない人もいる。
案外、ニートになってみないと分からないことってある。